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最新号紹介
セラピューティック・リサーチ
セラピューティック・リサーチ 2025年 11月号

Therapeutic Research は,医学・薬学の最新情報を提供する総合月刊誌です。
国内外の最新エビデンス情報やオピニオン,各種シンポジウムの記録等を掲載しています。

  • ● INFORMATION:公益社団法人日本整形外科学会 令和7年度記者説明会
     「勤労者ロコモ問題」に打ち勝つ
      -高年齢労働社会で,企業と個人が取り組むべきロコモ対策とは-
  • ● 総 説
    2型糖尿病合併慢性腎臓病の基礎治療薬としてのフィネレノンと
      SGLT2阻害薬の位置づけ

     Cardiovascular–Kidney–Metabolic症候群におけるフィネレノンの期待される役割
     日本の高齢者におけるヒトメタニューモウイルス感染症の疾病負担
      -RSウイルス感染症との比較を中心に-
  • ● ORIGINAL ARTICLE
     低栄養のデイサービス利用高齢者に対する経口栄養補助食品活用が介護事業者の収益に与える影響
     カイコ筋収縮によって高い自然免疫促進活性が見出されたブロッコリー熱水抽出物によるヒト血球細胞での自然免疫活性化
     Implementation and effectiveness of recurrent education for pharmacists dispatched to regional mass vaccination sites for COVID‒19
  • ● INFORMATION:循環器トライアルデータベース 最新情報

今月号のトピック
● INFORMATION
公益社団法人日本整形外科学会 令和7年度記者説明会
 「勤労者ロコモ問題」に打ち勝つ
 -高年齢労働社会で,企業と個人が取り組むべきロコモ対策とは-

中村英一郎(産業医科大学病院 脊椎脊髄センター部長・診療教授)

2007年に超高齢社会となったわが国では,少子高齢化,生産年齢人口(15~64歳)の減少が進んでいます。この生産年齢人口の減少を,女性および65歳以上の人が労働に参加することで緩和しています。そして,勤労者の高齢化とともに転倒・骨折の労働災害が増加しています。また,高齢者だけではなく50歳代でも移動機能の低下が始まっているといわれており,長く働き続けるためには,安全で働きやすい環境づくりに加え,その背景にあるロコモティブシンドローム,骨粗鬆症,加齢変性疾患への対策が個人,企業とも必要となっています。

本稿では「勤労者ロコモ問題」について,中村英一郎氏(産業医科大学病院 脊椎脊髄センター)が,実態と原因,国内企業の事例を紹介し,健康に長く働くためのロコモ対策を提言しています。

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